【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部は14日、3月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額(速報値)は174億1000万ドル(約1兆8950億円)で前年同月比8.9%増加したと発表した。増加は10カ月連続で、3月としては歴代2番目の大きさだった。 1~3月期のICT輸出額は前年同期比13.6%増加し、1~3月期では2番目に高い実績となった。 3月の輸出を主要品目別をみると、半導体(7.9%増)とディスプレー(2.9%増)、携帯電話(8.7%増)がそろって増加した。 半導体はメモリー(8.2%増)とシステムLSI(大規模集積回路、9.3%増)がともに増加した。ディスプレーは有機EL(32.9%増)が大きく伸びた。携帯電話は完成品(9.6%減)が減少したものの部品(25.4%増)が好調で、5カ月連続プラスとなっている。 国・地域別では、中国(香港含む)に対する輸出が82億2000万ドルを占め、ベトナム向けが23億5000万ドル、米国向けが20億6000万ドル、欧州連合(EU)向けが11億1000万ドル、日本向けが4億1000万ドルと続いた。 3月のICT輸入額は前年同月比15.7%増の109億3000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は64億9000万ドルの黒字だった。
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