韓国警察「キム・テヒョン容疑者はサイコパスではない…反社会性の一部特徴を確認」(画像提供:wowkorea)
韓国警察「キム・テヒョン容疑者はサイコパスではない…反社会性の一部特徴を確認」(画像提供:wowkorea)
ソウル市ノウォン(蘆原)区のあるマンションで母娘3人を殺害した嫌疑が持たれているキム・テヒョン容疑者(25)が、警察の取り調べで‘サイコパス(反社会的人格障害症)’ではないと確認された。

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ソウル警察庁は20日、キム容疑者のサイコパス診断結果について「反社会性など、一部の特性が現れてはいるが、サイコパスとの診断を下すほどではない」と明らかにした。警察は、キム容疑者を拘束捜査している検察に分析結果を提供する予定だ。

警察は6日からプロファイラー(犯罪分析官)4人を投入し、キム容疑者の取り調べで得た供述や犯行の手口、犯行前後の状況などをもとに犯罪心理を分析した。

警察は、サイコパスかどうかを判断するためのチェックリスト(PCL-R)を有している。計20項目で構成されたこのリストはサイコパスの本性である罪悪感・後悔・共感不足、冷淡さ、衝動性、無責任性を評価する目的で活用される。1問当たり0~2点で、合計点は0~40点である。被疑者が質問項目に該当するかどうかによって、‘いいえ’は0点、‘若干そうだ’は1点、‘そうだ’は2点となる。合計点が25点以上ならサイコパスに分類される。

サイコパスと判断され、反社会的人格障害という医師の所見があっても、心身障害で減軽しないなど、刑罰には影響を及ぼさない。主に犯行の動機や再犯の可能性を判断して類似の犯行を防ぎ、捜査機関などが関連対策を立てるのに活用する。

なお検察は、キム容疑者の拘束期間を28日まで延長した。9日に送致されたキム容疑者の1回目の拘束期間は18日で満了し、19日から2回目の拘束期間が始まった。キム容疑者は現在、ソウル東部拘置所に収監されており、新型コロナウイルス感染症拡散の恐れがあるため、防護服を着た状態で検察の取り調べを受けている。

検察は、追加拘束期間に警察から受け取ったサイコパスの診断結果などを参考にキム容疑者の余罪などを取り調べ、来週中に起訴するかどうかを決定するものと見られる。

これに先立ち、ソウル蘆原警察署は9日、殺人・窃盗・住居侵入・軽犯罪処罰法違反(持続的な嫌がらせ)・情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律違反(情報通信網侵害)など5つの嫌疑で、キム容疑者を検察に送致した。

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