サムスンSDSの社屋(画像提供:wowkorea)
サムスンSDSの社屋(画像提供:wowkorea)
システム構築を手掛ける、サムスングループのサムスンSDSは、1~3月期の営業利益が2171億ウォンで前年同期比26.8%増加したと発表した。同期の売上高は25.7%増の3兆613億ウォン、当期純利益は前年同期に302億8600万ウォンの赤字だったが、今回は1584億5300万ウォンと黒字転換した。

事業別では、ITサービス事業の売上高が6.4%増の1兆3684億ウォンと好調だった。金融業界におけるクラウド化推進や次世代ERP(企業資源計画)事業、スマートファクトリー構築、業務自動化といったクラウド基盤のソリューション事業拡大といった、クラウドソリューション事業の拡大が後押しした。

ITプラットフォームを基盤とした物流事業の売上高は、IT製品の取扱量増加や海上物流運賃の上昇などを受け、47.2%増の1兆6929億ウォンだった。

サムスンSDSはIT分野におけるクラウド化の推進、デジタル化の推進状況の診断とコンサルティング、次世代ERPによる対外事業、クラウドを基盤としたサービスとしてのソフトウェア(SaaS)、生産設備および運用技術(OT)のセキュリティーなどを中心とした事業を拡大する計画だ。

とくにクラウド事業を強化するため、人工知能(AI)や研究開発(R&D)、データ分析に特化したハイパフォーマンス コンピューティング(HPC)データーセンターを、来年までにキョンギド(京畿道)トンタン(東灘)地域へ造成する予定だ。

また物流分野ではITプラットフォームを高度化し、ハイテク、部品事業を中心に事業を拡大する計画だ。


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