「もっと食べて家」最終回ゲストのチョン・イルとユリ。(画像:画面キャプチャ)
「もっと食べて家」最終回ゲストのチョン・イルとユリ。(画像:画面キャプチャ)
日曜のヒーリング料理バラエティ「もっと食べて家」(MBN)が、4月18日(日)の第24話をもって静かに終わった。最後のゲストは、同局で5月1日(土)からスタートする新週末時代劇「ポッサム-運命を盗む」で主役を務めるチョン・イルユリ(少女時代)だった。

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いわゆる番宣ゲストだが、2人とも自前の包丁セットを持参するほどの料理好きで、チョン・イルにいたっては包丁に自分の名前が入っていたほどだったので、その腕前も披露するなど、ある意味最終回を飾るのにふさわしいゲストだったのかもしれない。

それに、チョン・イルは自然料理研究家イム・ジホとは初対面だったが、ユリは6年前からの縁だとか。初対面のとき、どんな料理でも使い勝手がよく、必要な食材である“長ネギ”みたいだと言われたことを覚えていると振り返り、今回ドラマ撮影の合間を縫っての収録だったが、ここに充電しに来たというユリ。そんな忙しい最中なのに、アペタイザーとして、フランス料理のブランダードを作ってきたとし、最後の盛り付けをして振る舞った。食用花をトッピングするなど見た目もキレイで味も良く、「ユリのように本当に美しい食べ物だね」とイム・ジホにも褒められ、ハンズアップをして喜ぶユリだった。

一方、高級な干し魚を手土産にやってきたチョン・イルは子供の頃からカタクチイワシが好きで、よく食べて育ったとか。身長184センチのチョン・イルに「だから背が高いのか~」とファン・ジェソンが妙に納得していたが、4年ほど生活していた祖母の家は気前がよく、キムチ作りも一度に200玉を漬けるなど、料理にこだわる家庭だったことを明かした。

そんなユリとチョン・イルは今回のドラマで初めて会ったという。ユリはチョン・イルに対し、“礼儀知らずのトップスター”というイメージがあったそうだが、実際は細やかな情にあふれていて、積極的で進取の気性を持つ人だと表現。すると、チョン・イルは家訓があるとし、「1.進取的な人になれ」「2.考える人になれ」「3.行動する人になれ」「4.責任をとる人になれ」というチョン家の家訓を紹介。

ユリはチョン・イルの進取の気性として、地方ロケでペンションに宿泊したとき、バーベキューパーティーをしていて、大きな鍋でチャドルバギ(牛のあばら部分の霜降り肉)のテンジャン(味噌)チゲを作っていたので、遊びに来たのかと思っていたら、ユリの誕生日を祝う料理だったというエピソードを披露した。

今回、初共演の2人だが息もぴったりな様子。イム・ジホが“応援ご膳”として、チョン・イルには疲労回復にいいというナズナを使い、ナズナの寿司、ナズナとトリ貝の和え物を、ユリにはビタミンCが豊富なチャメを使い、チャメと豚肉の和え物、チャメの水キムチを準備したが、2人とも大きな口を開けて、豪快にパクパク。見ていて気持ちのいい食べっぷりで、チョン・イルはおわかりまでしながら、おいしそうに食べていたので、イム・ジホが「食べ物に恵まれる運があるね」とつぶやいていたほどだった。

それでなくても、チョン・イルはイム・ジホの料理の手伝い中、味見をしたとき、「口に入れた瞬間、すごく健康的な味で、ご飯の塩辛さと甘い味がちょうど絡み合っていておいしい。生まれて初めて食べた味」などと上手い食レポをしていたし、食通なので当然のごとく、おいしい店のリストを持っていることも。ただし、そのリストは大事な財産だから、人には教えず、行きたい人はチョン・イルが一緒に連れていくのだとか。

今年2月に放送された全3話の「フォンクレンジング」(MBC)にチョン・イルがゲスト出演した際、ケータイの中に食べ物の写真がかなりあったが、自分でも作るし、おいしい店にも食べに行くということだ。特に、ドラマ撮影中、頑張った自分へのご褒美は“おいしい食べ物”だと話していた。

また、人生観について、チョン・イルは最近、何かを選択するとき「自分に妥協しないようにしよう」と考えていると語っていた。今回、家訓も紹介していたし、自分に厳しそうだ。ところが、カン・ホドンから「それで現実を楽しんでいるの?」とつっこまれ、「いいえ、楽しめていません」と答え、大爆笑していたのが、すごく人間味があふれ、親近感のわく姿だった。

そして、ユリはメンバーであり友達だという「少女時代」について、悩みも相談するし、存在だけでも大きな支えになっているとし、メンバーたちの頑張っている姿が最高の刺激になるとグループ愛を語っていた。

そんな2人の話を聞きながら、イム・ジホは「最高の結果を出すため、常に努力している2人だから、ステキな作品を作ることができると思う」とエールを送り、温かい雰囲気でエンディングとなった。この番組はイム・ジホの芸術的な料理とゲストの深い話が見どころで、日曜のヒーリングバラエティが一つ終わってしまったのかと思うと残念だが、制作スタッフの話として、「またシーズン2で会いましょう」というメッセージが出ていた。またいつか戻ってくることを期待したい。

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