現代重工業が世界で初めて、超大型の液化石油ガス(LPG)運搬船をドックではなく陸上で建造することに成功した。24日と25日に蔚山の海洋工場で、ノルウェーの船会社から受注し陸上建造方式で建造した8万2000立方メートル型のLPG船を進水させた。
 現代重工業は、タンカーに次いで貨物システムが複雑な特殊高付加価値船舶でも世界で初めて陸上建造に成功したことで、どのような船舶でもドックなしで建造できることを示したと話している。造船所でドックという概念が必要なくなることになる。現代重工業は2004年6月から陸上建造を始め、これまで16隻のタンカーをドックなしで建造してきた。特に今回のLPG船の建造では、組立ブロック数を従来のドックで建造する際の半分以下となる35個まで減らし、建造工程の効率性も高めた。

LPG の最新ニュースまとめ

 現代重工業は陸上建造を前提に、ドイツやロシア、インドなど世界各国からLPG船を含め30隻以上を受注している。11月からは陸上建造能力を現在の年間8隻から16隻に倍増する計画だ。


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