ケーヒンによる欧州と北米のコンデンサ事業は、チェコのクラドノ、メキシコのサンルイスポトシ、米国の一部のコンデンサ事業を軸として展開している。ハンオンシステムは今回の買収を通じてコンデンサのポートフォリオをより強化する方針だ。世界のエコ自動車市場が急拡大するなか、熱管理の重要性も増してきていることから、ビジネス効率を高め、市場での影響力を強化したいという意図もある。
ハンオンシステムはこれまでにも、多様な投資を続けてきた。2019年3月には世界3位の自動車部品メーカーであるカナダのマグナ・インターナショナルの油圧制御事業を買収。また2015年に投資会社のハンアンドカンパニーを買収してから現在まで、約1兆7000億ウォンの研究開発費を投入し、2017年には40%程度だったエコ自動車関連の研究人材を2019年には56%まで引き上げるなど、より高度な技術開発に向けた投資も行っている。
ハンオンシステムの関係者は「最近、さまざまな電気自動車の熱管理ソリューションを大量に受注した。ケーヒンの欧州、北米におけるコンデンサ事業の買収で、世界の顧客を確保し業界をリードする位置を維持したい」と話した。
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