韓国外交部「旭日旗は帝国主義の象徴、日本は歴史を直視すべき」

韓国外交部は18日、「旭日旗が周辺諸国に過去の軍国主義と帝国主義の象徴として認識されている点は、日本が誰よりもよく知っているはず」と明らかにした。旭日旗の掲示が「政治的宣言ではない」と明らかにした日本政府の立場に対する反論だ。

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　外交部のチェ・ヨンサム報道官はこの日開かれた定例ブリーフィングで関連質問に関して「日本政府は謙虚な態度で歴史を直視する必要がある」と指摘し、このように明らかにした。

　共に民主党のキム・ヨンミン議員は14日、日本の帝国主義を称賛・鼓舞・宣伝する目的で旭日旗などを使用する行為に対して、10年以上の懲役または2億ウォン（約1930万円）以下の罰金に処する内容を盛り込んだ歴史歪曲防止法制定方案を発議した。

　日本政府の報道官である加藤勝信官房長官はこの日午前、定例記者会見でキム議員が発議した法案関連の質問に「他の国の国会の動きに対するコメントは慎む」としながらも「旭日旗について申し上げますと、その意匠が日の丸と同様に太陽を模しており、出産や祝日のお祝いの旗である。日本国内で現在も広く使われており、特定の政治的、差別的な主張という指摘は適切ではない」と語った。それとともに「韓国を含めた国際社会に向けて、旭日旗を掲げることが政治的、差別的な主張ではないと今後も説明を続けるつもりだ」と付け加えた。

　太陽を中心に日差しが広がる形の“旭日”模様は、日本政府の説明通り、日本で古くから使われてきており、今でも広く使われている。しかし、旭日旗は太平洋戦争当時、周辺国に莫大な被害を与えた日本軍の軍旗として使用され、現在でも日本国内の極右団体の嫌韓デモなどでも使用されていることから、軍国主義の象徴という指摘も提起されている。