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5月11日、「Oh,lolly Day!」は公式YouTubeチャンネルを通じ、「中国では私たちのブランドを盗用し、多くの売り場をオープンしてしまった」と被害事実を知らせた。
「Oh,lolly Day!」は2014年にロンチングした韓国国内のデザインブランドだ。「モンナニ」という固有のキャラクターを打ち出し、各種文具とファッション製品を作っている。今回、中国・チンタオにオープンした「Oh,lolly Day!」の売り場は、いわゆる「偽物の売り場」だ。
また昨年からは、正品を売るバイヤーたちに商標権を行使し、金銭を要求することまであったという。
これに「Oh,lolly Day!」は、「零細企業は莫大な訴訟費用がないということをよく知り、悪用するブローカーたちに絶対に韓国ブランドを軽く見るなという強力な先例を作らなければいけないという使命感が生まれた」と法的対応を暗示した。
しかし訴訟と出願、登録など手続きに必要な費用が約1億ウォン(約1000万円)以上と予想され、金銭的な難しさを実感していると伝えられた。現在「Oh,lolly Day!」は訴訟の為にファンディングプロジェクトを進めている。
このように中国の商標盗用により被害を見た韓国企業は「Oh,lolly Day!」だけではない。パンやケーキを売る「PARIS BAGUETTE」、衣料ブランド「NEPA」、フライドチキンの「ホシギフライドチキン」など企業の規模と業種関係なく無分別に起きている。
19日、韓国の国会で産業通商資源中小ベンチャー企業委員会に所属する「国民の力」ユン・ヨンソク議員が、特許庁から提出された資料などによると、昨年中国で自社の商標が盗用された韓国被害企業は2753か所だ。797か所だった2019年より245%増えている。
被害企業数は2016年(301か所)から増えているが、昨年の増加幅は特に大きい。
騒動になっている中国の盗用形態はこれだけではない。
最近韓国のネットユーザーたちの間では、中国のレコード会社たちが韓国歌手の曲を翻案し、YouTubeに上げ原曲であるように登録し著作権を盗用しているという指摘が提起された。
韓国歌手たちの曲を中国側で無断で翻案し歌った後、YouTubeにコンテンツIDを先に登録、著作権を強奪しているという。ネットユーザーたちは「泥棒」という表現を使い、強く非難している。
これにネットユーザーたちはSNSなどを通じて該当事案の深刻性を知らせ、通報の参加を呼び掛けるなど公論化に出ている。
騒動が大きくなると、韓国音楽著作権協会でも措置に出た。
協会は、「現在公論化されている”中国のYouTube著作権盗用”について事実関係と措置計画を明らかにする」と、K-POP音源が被害を受けている状況であると知らせた。
協会は加えて「YouTube音楽使用料は著作隣接権料(音盤作成者・歌手など実演者の権利)と著作権料(作詞・作曲家の分)で区分されるが、著作権料は中国レコード会社に渡されていない状況」とし、「今後著作権料が正常に配分されるよう、YouTube側に措置が完了され過去使用料、また遡及(そきゅう)措置する予定」だと明らかにした。
しかし協会側は中国語で間違ったまま登録された曲名、歌手名など情報を訂正することは、協会が該当局の著作隣接権を持つ本人ではないので、協会の要請だけでは限界があると伝えた。
協会は「結局は該当音源に対し、著作隣接権を持つ原曲の音盤制作社側でも積極的に対応をしなければいけない」と呼び掛けた。
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