トラベルバブルで訪韓客回復に期待　「安心観光商品」導入へ＝韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部は9日、ソウル市内で観光業界との懇談会を行い、新型コロナウイルスを抑制している国・地域同士が隔離なしで自由往来できるよう認める「トラベルバブル」の協定を結んだ地域からの観光客を誘致するために「安心訪韓観光商品」を導入する計画を明らかにした。　

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　政府は防疫管理のため、トラベルバブルの実施初期には安心訪韓観光商品の承認を受けた会社のみが観光客を募集できるようにする方針だ。

　商品の申請にあたっては、観光客に対して防疫指針を案内し、順守されているかどうかを確認、報告する「防疫担当管理者」を指定するなどの防疫計画を盛り込まなければならない。審査を経て商品が承認されれば、訪韓観光客を本格的に募集することができる。

　この日の懇談会には黄熙（ファン・ヒ）文化体育観光部長官をはじめ、韓国の旅行会社、ホテル、大手航空会社など観光業界の関係者15人が出席した。

　出席者らは、トラベルバブルが新型コロナウイルスで大きな被害を被った観光産業の回復への呼び水になることを願うと口をそろえた。

　黄長官は「徹底した防疫管理で、海外の観光客が韓国で安心・安全に観光を楽しめるようにしたい」と述べた。

　これに先立ち、文化体育観光部は先月、アラブ首長国連邦（UAE）の医療観光関係者を招待してファムツアーを行い、訪韓観光のための防疫状況を点検した。今後はトラベルバブル実施国の旅行業界関係者やメディアなどを招待し、訪韓点検旅行を推進する計画だ。