宋永吉、共に民主党代表(画像提供:wowkorea)
宋永吉、共に民主党代表(画像提供:wowkorea)
「政治が新たに変化する契機になることを期待している」

イ・ソヨン の最新ニュースまとめ

共に民主党(与党)のソン・ヨンギル(宋永吉)代表は、‘当選0回、30歳代’の国民の力(野党第一党)イ・ジュンソク(李俊錫)新代表選出について「陣営の論理から脱し、共に論争しながら発展していく与野党の関係を開こう」と述べた。イ・ソヨン(李素永)共に民主党報道官も「保守の変化は喜ばしい。政治全般に新たな期待と緊張が高まるだろう」と評価した。

競争と協力の対象である野党第一党の代表選出に対する儀礼的な祝賀メッセージではあるが、‘他人の家の宴’を眺める政権与党の内心は複雑だ。現実化した‘李俊錫旋風’を前に政界の変化と刷新を求める声がさらに強まるものと見られるが、現在のところは適当な対応策作りが容易ではないからだ。

まず、‘名前を除き、すべてを変えよう’というスローガンを掲げた宋永吉代表が誕生して1か月、共に民主党は民心をなだめることに力を入れたが、なかなか支持率上昇にはつながらず、もどかしい状況だ。韓国ギャラップの基準で今月第1週の共に民主党支持率は、先週に比べて3%ポイント下落した31%だった。1か月前の30%と比べると、足踏み状態になっている。また、リアルメーターの調査では29.7%で、上昇傾向の国民の力(38.0%)に比べて8.3%ポイントも差がついている。

憲政史上初の30歳代の党代表出現と相対的に‘古臭い政党’という烙印を押されるのではないかと心配する気配もうかがえる。同党のユン・ホジュン(尹昊重)院内代表は11日、ラジオ放送に出演し「改革というのは言葉で成し遂げるものでもないし、年齢で行うものでもない。価値志向の政治をしようという強い意志があれば可能だ」と警戒したが、党内外では国民の力の党大会を契機に刷新の強度を上げるべきだという主張が台頭している。与党の有力大統領選候補であるイ・ジェミョン(李在明)キョンギド(京畿道)知事も自身のフェイスブックに「民心に対する恐怖を改めて痛感する」とし「共に民主党は既成政治の旧態をどれだけ断ち切ったのか振り返ってみる。私から革新する」と誓った。

刷新の動力を高め、新たな与野党関係の確立にも出なければならないが、今すぐ足元の火を消さなければならない状況だ。国民権益委員会の不動産全数調査発表後、指導部の‘離党勧誘’をめぐる不服宣言など、反発が続いており、税制緩和などの不動産政策の軌道修正に対する反発も依然として続いている。

次期大統領選挙関連の‘予備選挙延期論’もやはり論難が収まっていない。ヒョン・グンテク(玄根沢)元共に民主党副報道官は前日、フェイスブックに「試験を遅く受けると成績が上がるのか」とし「原則は破るためにあるのではなく、守るためにあるもの」と指摘した。

共に民主党は今週中、大統領選挙企画団の発足を機に、党内選挙の日程をめぐる論難から決着をつけるものと見える。一部では‘李俊錫‘に対応する次元で団長に重鎮を据えるなどの従来の方式から脱し、外部の人物を迎え入れるなど革新的な案を導入すべきだという提案も出ている。

共に民主党関係者は「企画団発足を急ぐことも1つの対応カードになる」とし「政治工学的側面からではなく、候補選出過程から新しく新鮮な外部の人物が率いるべきだという意見もある」と伝えた。

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