針の穴のような就職へのドア…「コロナ」や「中古新人」に押され苦しむ=韓国(画像提供:wowkorea)
針の穴のような就職へのドア…「コロナ」や「中古新人」に押され苦しむ=韓国(画像提供:wowkorea)
2021年6月、就職活動生たちはいわゆる終わりの見えない暗いトンネルの中にいる。ただでさえ凍り付いていた韓国の就職景気に、新型コロナウイルス感染症の直撃し、1年以上経った今も収束の兆しが見えない。大学を卒業しても「人としての役目」を果たせずにいるという恥辱感が彼らを苦しめている。

就職活動中のキム氏は、「今年も就職がダメだったらどうしよう、自分に競争力があるのか漠然としている。両親が働いているので政府が就職活動生に支援する求職手当の資格がない。曖昧な中間層の家庭で、さらにつらい」と吐露した。

公務員と一般企業を同時に準備してるシム氏は、「コロナのせいで対外活動で”スペックや経歴”を積むことが難しい。最近は企業が求職者たちに望むスペックが高くなっているが、本だけ読んでいるのでもどかしい」と話した。

コロナウイルスで昨年の求職者が今年も就職活動を行っている状態であるので、就職活動生たちが受ける重圧感はさらに大きい。しかし採用をする企業たちは職務経歴のある「中古新人」をさらに優遇するので、まともな経歴の無い「本当の新人」たちは二重苦を受けている。

就職準備中のイ氏は、「コロナでリストラされた”中古新人”たちが新人の採用に志願するので、本当の新人たちは彼らに対し競争力が低くなる」、「就職準備生の数が歴代最大になる理由だ」と声を高めた。

デザイン業界に就職を希望するチェ氏は、「コロナワクチンの接種が終わり、来年は就職景気が良くなっても、来年以降の市場に出る新人たちに負けるかと心配だ」とし、「書類合格でさえ空の星を取るように難しい。来年には現在大学でコロナで成績優待を受けた人たちが就職市場に出るので、書類から落とされないか不安だ」と吐露した。
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