【ソウル聯合ニュース】韓国の黄熙(
ファン・ヒ)文化体育観光部長官は21日、国会文化体育委員会での質疑で、2032年夏季五輪・パラリンピックの南北共同開催について「現在のところは不可能に見える状況だ」と述べた。 国際オリンピック委員会(IOC)は11日、オーストラリア・ブリスベンを32年五輪の開催地に決定した。特別な事情がない限り、来月21日のIOC総会でブリスベンの単独開催が確定する。 黄氏は「南北首脳が合意した共同招致が本来の趣旨であり、IOCが(南北首脳の合意の)意味を重く受け止めたが、それ以降全く動きがないためこうなったようだ」と説明した。 南北首脳が合意した2018年9月の平壌共同宣言には、「32年夏季五輪の南北共同開催を招致するために協力する」との内容が盛り込まれている。 黄氏は24年の卓球世界選手権、同年の冬季ユース五輪で南北合同チームの結成を推進する計画があるかについては「これまで検討したことはないが、積極的に検討して推進したい」との立場を示した。
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