ポーランド水泳選手、「五輪出場資格」ないこと知らず日本入り…母国に「トンボ帰り」

東京オリンピック出場資格がないポーランド水泳代表チーム6人が日本入り。入国後、この事実を知り、結局母国に「トンボ帰り」となった。

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　ポーランド水泳協会は19日（日本時間）「6選手がポーランドに帰国することになった」と明らかにした。

　オリンピックに出場するためには、国際水泳連盟（FINA）が承認した国際大会で「オリンピック資格記録（Olympic Qualifying Time/OQT）」、いわゆる「A基準記録」を通過する必要がある。

　A基準記録を通過していない場合、「オリンピック選抜記録（Olympic Selection Time/OST」である「B基準」を満たした種目別の国内1位のうち、FINAから招待を受けた場合のみオリンピックに参加することができる。

　ポーランド水泳代表チームは23人の選手団のうち、6人がFINAのA基準を通過できていない事実を知らなかったという。

　ポーランド水泳協会は声明を通して、この状況に関する経緯を説明し、公式謝罪した。

　なお、オリンピック出場が不発となった選手らは、ポーランド水泳協会を相手に「集団損害賠償訴訟」を提起する方針だ。