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文化財庁によると、同日、中国南東部の福建省福州市でオンラインで開かれる第44回ユネスコ世界遺産委員会で、韓国の干潟がユネスコに登録されるかどうかが最終的に決定される。
「韓国の干潟」は先立って今年5月11日に、世界自然遺産諮問・審査機関である世界自然保全連盟(IUCN)が「却下」の勧告を出し、登録されるかどうかは不透明な状況だ。
ユネスコの世界遺産は、世界文化遺産と世界自然遺産に分けられる。国際記念物遺跡会議(ICOMOS・イコモス)とIUCNが、各国が申請した候補遺産を審査する。両機関は「登録勧告」(Inscribe)・「保留」(Refer)・「延期」(Defer)・「登録不可」(Not to inscribe)の4つの勧告のいずれかを選んで、世界遺産センターと各国に伝達する。
「登録勧告」を受ければ世界遺産登録が確実となるが、これ以外の勧告であれば、世界遺産委員会が審査して登録するかどうかを決定する。世界遺産委員会で、最終的に「登録不可」の判定を受けた遺産は、再申請が不可能である。
「韓国の干潟」は、世界遺産の必須条件である優れた普遍的価値(OUV)として生物種が多様で絶滅危惧種も生息し、地形や気候の影響で世界で最も厚いパール堆積層が安定的に維持されている点が挙げられた。
IUCNは、固有種47種と絶滅危惧種の海洋無脊椎動物の5種を含めて、動植物2150種が生息しているという点で、「生物多様性の保全のために最も重要で意味のある自然な生息地」としての可能性はあると認めた。
しかし新安の干潟以外は大規模な地形学的・生態学的プロセスを示せるほど範囲が広くなく、生物多様性の観点からも重要な地域を含んでいなかったという点を指摘した。また、世界遺産をめぐる緩衝地域が十分でない点も不十分だと付け加えた。
韓国は韓国の干潟が登録されれば、計2件の自然遺産を保有することになる。世界自然遺産は全世界に213か所があるが、韓国にあるのは2007年に指定された「済州の火山島と溶岩洞窟」のみだ。
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