歴代最高額は1億6千万円... 栄光のオリンピックメダルの価値は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
歴代最高額は1億6千万円... 栄光のオリンピックメダルの価値は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
国家代表選手らの血と汗の結晶。輝かしい才能だけでなく、不断の努力の結果であるオリンピックメダルに価値を付けることができるだろうか。やや不埒(ふらち)な疑問ではあるが、オリンピックメダルは一部のコレクターに人気がある。

1日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、オリンピックメダルは珍しいコインや野球カードのように、質屋やオークションなどを通じてコレクターらに売られている。しかし、市場に出てくるメダルの数は極めて少ない。

RRオークションのボビー・リヴィングストン常務は「(オリンピックメダルは)隙間収集品」とし「ここ数年で市場に出てきた商品は、極めて少なかった」と伝えた。

リヴィングストン常務は先月22日、メダル3個その他18商品の売却を仲介した。NYTは、数十人の元オリンピック選手がここ数年間、メダルを売るために試みていると付け加えた。

一部の選手がメダルを売る理由は、財政的な困難を解消するためや、貧しい人々を助けるための慈善活動に必要な財源を調達するためである。

ボストン・セルティックスの伝説、ビルラッセルは、彼が米国代表バスケットボールチームの主将として活動していた1956年のオリンピックからの金メダルを今秋、オークションにかける。

ラッセルは自分のメダル販売を担当するオークション会社のウェブサイトに掲載した動画で「私のコレクションのほとんどを売ることに決めた」と明らかにした。

収益の一部は、彼が青少年のメンターシップ機会を奨励するために共同設立した慈善団体「メンター」に入り、セルティックスが作った社会正義構想にも寄付される予定である。

栄光のメダルは市場でどれだけの金額を受け取ることができるのだろうか。メダルには刻まれていないが、メダルの価値は「名前」と直結される。金・銀・銅なのかより、誰がいつ取ったメダルのか、メダルに込められている歴史とストーリーが重要であることを意味する。

(公式的に)歴代最高額を記録したメダルは、1936年ベルリンオリンピックに出場したジェシー・オーエンスの金メダルである。オーエンスのメダルは、2013年のオークションで146万ドル(約1億6000万円)で売れた。

黒人のオーエンスはオリンピックに出場し、100メートルなど4つの種目で金メダルを取り、世界記録を打ち立てた。

一方、東京オリンピックで選手たちに授与される金メダルは「純銀」製材質で、金の含有量は全体の556gのうち6gに過ぎないことが分かった。現在の相場からすれば、金メダルは約800ドル(約9万円)程度の価値があることになる。
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