【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、同日閉幕した東京五輪に関し「磨き上げてきた技量を余すところなく発揮した韓国選手とコーチ陣、そして惜しみない声援を送った国民の皆さんに深く感謝する」と、交流サイト(SNS)につづった。 文大統領は、苦しい時期に開かれた今大会での韓国選手の奮闘が「国民に慰めと希望のメッセージを送ってくれた」とたたえた。計20個のメダルを獲得して実力を証明したと評価する一方で、「メダルの色は重要でない。メダルを取れなくても最善を尽くしたことだけでも美しい」と強調した。 今回はとりわけ、競技そのものを楽しむ若い選手が多く、前向きな笑顔に新記録が伴ったとして、競泳男子100メートル自由形で5位に入り、準決勝でアジア新記録も樹立した黄宣優(ファン・ソヌ)をはじめ、禹ハラム(
ウ・ハラム、飛び込み)、禹相赫(ウ・サンヒョク、陸上)、李善美(イ・ソンミ、重量挙げ)、安洗塋(アン・セヨン、バドミントン)、徐采鉉(ソ・チェヒョン、スポーツクライミング)の名前を挙げた。韓国セーリングで初めて五輪のメダルレースに絡んだ河智ミン(ハ・ジミン)と、闘魂をみなぎらせたラグビーチームも記憶に残るとした。 また、申裕斌(シン・ユビン、卓球)、金秀絃(
キム・スヒョン、重量挙げ)、柳漢寿(リュ・ハンス、レスリング)の各選手に対し、「悔し涙は成就の笑みに変わるはずだ」と力づけた。銀メダルだった趙グハム(チョ・グハム、柔道)と李多嬪(イ・ダビン、テコンドー)については、品格のある敗者の姿を見せたと評した。 文大統領は29競技・354人の選手団全員に改めてねぎらいと感謝の言葉を伝えた上で、「この先も韓国代表選手の自負をもって挑戦し、競技を楽しみ、成就する姿を期待する」と締めくくった。 韓国は金メダル6、銀メダル4、銅メダル10の16位で東京五輪を終えた。
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