国会で記者会見する安哲秀氏=16日、ソウル(聯合ニュース)
国会で記者会見する安哲秀氏=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表は16日、国会で記者会見を開き、来年3月の大統領選をにらんだ保守系最大野党「国民の力」との合併協議が決裂したことを正式に発表した。当面は第三勢力として独自の歩みを続けることになり、野党陣営の大統領選構図は一層流動的なものになる。

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 安氏は決裂の背景について、「政権交代に向けた野党支持層の拡大が最も重要な統合の原則だと強調してきたが、統合議論の過程で国民の党の党員や支持者の心を傷つけた」と説明した。自らの大統領選出馬計画を問われると、「今後の計画は追ってお話ししたい」と述べるにとどめた。

 安氏は今年4月のソウル市長選の際、国民の力の呉世勲(オ・セフン)候補(当時、現ソウル市長)との候補一本化の過程で、勝敗に関係なく国民の力と合併する意向を示していた。両党は6月下旬に合併の実務交渉に入ったが、党名の変更、野党陣営の大統領選候補選出方法などを巡って折り合えず、先月末に交渉が決裂した。


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