LG CNSの上半期の売上高は1兆6057億ウォン、営業利益は1106億ウォンだった。前年同期比でそれぞれ18%、73%増えたほか、上半期では最大の実績となる。金融など個人情報をデジタル化し管理する「マイデータ」プラットフォーム構築をはじめとした金融IT、クラウド転換、スマート物流事業の成長がけん引した。
SK C&Cの売上高は、前年上半期(8682億ウォン)から0.4%減の8650億ウォンを記録した。一方で営業利益は4.1%増の1162億ウォンだった。KB国民銀行の次世代情報システム「ザ・ケア」プロジェクトなど大型事業が完了し売上高が多少減少したものの、NH農協銀行による「マイデータ」プラットフォームや、新韓銀行の「ザ・ネクスト」マーケティングシステムなど、金融事業を相次ぎ受注することで営業利益が増加した。
ITサービス3社は下半期にも、主力事業を育てつつ実績上昇を狙う計画だ。
サムスンSDSはクラウド転換事業と、関係会社のERP事業の実績を基にした対外事業を拡大する。物流分野はデジタル物流プラットフォーム「チェロ・スクエア」事業を拡大し、物流サービスの範囲を国際輸送や大型物流拠点(フルフィルメント)まで拡大する計画だ。
LG CNSはインフラ設計、システム最適化、セキュリティなどクラウドを統合運用・管理するサービスと、デジタルカスタマーエクスペリエンス(DCX)を強化する。SK C&Cも今年初めに発表したクラウド基盤のデジタルプラットフォームで、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業の拡大に注力する予定だ。
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