30日、LG電子によると、先週、「G7」、「V35」、「V40」など一部のスマートフォンでは通話の受信ができないなどの問題が発生し、利用者に影響がでた。 LG電子側は、直ちに公示を通じて該当の障害を解決する方法をユーザーらに伝えたが、これに気づかなかったユーザーらは通話ができなかった。 クリアンなどITコミュニティーによると、LG製スマホのユーザーたちは「急ぎの用があるときに電話がつながらなくてイライラした」と不満をあらわにした。
今回の通話障害は、グーグルアプリのアップデートが原因であることがわかっている。今月26日午前、グーグルはアプリの性能改善アップデートのため、ベータテストを実施した。一部のユーザーにだけメッセージを送り、第1次ベータテストを行ったが、該当のアップデートに不安があったという。LG電子側も問題を認識し、同日午後2時40分頃、LG製スマホユーザーに「グーグルアップデートを削除してください」と告知した。その後、LG電子はグーグル側にもアップデート問題を伝えたという。
しかし、今月27日、グーグルは修正されていないアプリアップデートを一般のユーザーを対象に実施した。この時からLG製スマホのユーザーらの通話障害が相次いだ。アップデート自動設定を使用していたユーザが多かったため、気づかないうちにアップデートされエラーのため通話ができない事態が発生した。
LG電子の関係者は「アップデートプログラムは複雑なロジックで設計されており、少しでも合わなければ通話障害などが起こる可能性がある。27日に事態を把握した後、グーグル側にアップデート修正を要請した」と話した。
LG電子の説明によると、LG電子の要請後にグーグルは30日未明、再びアップデートを行った。今回は修正事項が全て反映されたアップデートで、LG製スマホで浮き彫りになった通話障害も解決されたという。同社の関係者は「修正されたアップデートなので、今後は通話障害が発生しないだろう」と述べた。
韓国国内スマートフォン業界では、このようなグーグルアップデートによるトラブルの発生がよくあることだと説明している。実際、6月にもグーグルアプリのアップデート直後、アンドロイドフォンにポップアップエラーが発生している。今年7月には写真撮影及びキャプチャー時にエラーが発生した。いずれもグーグルがアップデートを行なった直後に発生している。
業界では今回の通話障害も、グーグルがスマートフォンメーカーとアップデート関連の協議をきちんと行っていなかったことが原因と見ている。業界関係者は「これまでグーグルはアップデートを行いながら韓国国内のスマートフォンメーカーと緊密な連携をするのではなく、やや一方的に進める傾向がある。グローバルスマートフォン市場で立場が下である国内のメーカーは大きな反論もできず、もどかしい状況だ」と述べた。
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