山東省で14歳の学生が「炭疽菌感染」により死亡=中国報道(画像提供:wowkorea)
山東省で14歳の学生が「炭疽菌感染」により死亡=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国の医療誌「中国疾病予防控制中心周報」が8月27日に報告したところによると、8月15日までに山東省浜州市で炭疽菌感染者が2人確認されたが、そのうち1人が死亡した。感染者は14歳の学生と35歳の男性で、死亡したのは学生のほうだとしている。

 調査によると、この学生は7月28日に発熱・気だるさ・嘔吐・下痢・けいれんなどの症状が出て、同月30日に診療所で治療を受けた。翌31日にも治療を受けたが、点滴を受けている際に朦朧状態となり、浜州医科大学医院に移されたが8月6日に死亡した。死因は炭疽症と見られている。

 一方、もう1人の感染者である35歳の男性は、8月8日に山東省内の病院で「皮膚炭疽症」と診断された。彼は7月25日に、死亡した学生の家で病気の牛を屠殺したと見られている。

 山東省の衛生当局は、感染者の濃厚接触者33人に12日間の隔離措置を取っている。また、発熱・下痢・嘔吐・皮膚の炎症などの症状が見られた患者78人に対して検査を行ったが、8月24日の時点で新たな炭疽菌感染者は見つかっていないとしている。また、接触が疑われる4700人に対しては、薬を処方するなどの対応を取っている。
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