「獄中エッセイ」出版していたカン・ユンソン容疑者…「チョ・ドゥスン事件」についても触れる=韓国(画像提供:wowkorea)
「獄中エッセイ」出版していたカン・ユンソン容疑者…「チョ・ドゥスン事件」についても触れる=韓国(画像提供:wowkorea)
電子足輪(位置追跡装置)を切断する前後に女性2人を殺害した容疑を持たれているカン・ユンソン容疑者が、刑務所に服役中に自伝的エッセイを出版していた事実が明らかになった中、カン容疑者とともに本を書いた作家のキム某氏に送った手紙の中で、チョ・ドゥスン氏の児童性犯罪について触れていた事実が明らかになった。

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5日チャンネルAによると、カン容疑者は2009年10月にキム氏に送った手紙で、チョ・ドゥスンの児童性犯罪について触れた。カン容疑者は、「社会がより一層凶悪化している」とし、自身の構想した「犯罪予防法についての本が、より必要になるかもしれない」と記した。

また、「犯罪予防書籍を前に書いていたら、どれだけよかったか」とし、チョ・ドゥスン事件のため在所者が本を出すことが難しくなった現実を惜しむ様子を見せた。

翌年に出版したエッセイでも法務部(法務省に相当)の再犯の懸念を払(ふっ)しょくさせるため、ほかの在所者に遺伝子の自主提出を説得したと記した。

これに先立ち、2009年にチョンソン(青松)刑務所に収監されていたカン容疑者は、キム氏に「妻とかわいそうな子どもたちのために何かしたい」とし、出版を依頼した。これに承諾したキム氏にカン容疑者は数か月にわたって自筆の原稿を送り、これをまとめて2010年5月に本を出版した。本ではカン・ユンソンという名前の代わりにカン・ウヨンという仮名を使用しており、犯罪者が刑務所で悔い改めた後に更生する過程を記した。

本が出版されるとキム氏は、初めて受け取る印税を妻に送ってほしいというカン容疑者の要望により出版社を通じカン容疑者が知らせた女性の口座に200万ウォンを送った。しかしこの女性はカン容疑者の妻ではなかった。この女性の娘と息子もカン容疑者の子どもではないという事実も明らかになった。その後、キム氏はカン容疑者との連絡を絶ったと伝えられた。

一方、ソウル警察庁は6日、プロファイラー4人を投入してカン容疑者と面談を行い、陳述の真偽性と犯行動機の把握に集中している。警察は7日ごろにカン容疑者を検察に送致する予定だ。

カン容疑者は性的暴行や強盗など前科14犯で懲役15年の刑を宣告され、ことし5月に仮出所した。カン容疑者は約4か月後の先月26日に自宅で40代の女性を殺害した後、翌日午後に電子足輪を切断して逃走し、29日午前3時ごろに50代の女性を車内で殺害した容疑(殺人など)を持たれている。
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