仮釈放の電子足輪を破壊し女性殺害の凶悪犯、「獄中エッセイ」は全て”うそ”と判明=韓国(画像提供:wowkorea)
仮釈放の電子足輪を破壊し女性殺害の凶悪犯、「獄中エッセイ」は全て”うそ”と判明=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、仮釈放の電子足輪(位置追跡装置)を切断して女性2人を殺害したカン・ユンソン容疑者。仮釈放の前、服役中に「自伝エッセイ」を出版していた事が明らかになった中、エッセイの内容は「うそ」だったことがわかった。

カン・ユン の最新ニュースまとめ

 5日チャンネルAによると、性犯罪などで懲役15年を言い渡されて服役中だったカン容疑者は、カン・ウヨンという名前で本を出版したと報道。カン容疑者は2006年、強盗・強かんなどの容疑で懲役15年が確定していた。

 報道によると、作家キム某氏は2009年、服役中だったカン容疑者から「食堂で働く妻が息子、娘と共に旅館を転々としながら生活している」とし、「本を出して家族を助けて欲しい」と手紙を受け取ったという。手紙を読んだキム作家はカン容疑者を助けようと決心し、以降、数か月にわたりカン容疑者から自筆の原稿を受け取って2010年5月に本を出版した。

 この本でカン容疑者は「家族という言葉を思い浮かべるだけで目頭が熱くなる」、「家族の全ての苦痛が、自分によるものだと思うと死にたくなる」などと明かしていた。

 以降、キム作家は「初めての印税を妻に送金したい」というカン容疑者の要請を受け入れ、出版社と通じてカン容疑者が伝えた女性の口座に200万ウォン(約20万円)を送金。

 しかし、この女性はカン容疑者の妻ではなく、服役中に”文通相手”として手紙をやり取りしていた人物で、この女性の娘と息子もカン容疑者の実子ではないことが後にわかった。

 これでキム作家はカン・ユンソンとの連絡を止めた。しかし最近、仮釈放の後にカン容疑者が犯した犯行に当惑している。

 同件について、キム作家は「カン・ユンソンの本を発行した出版社は2000部を刷ったがほとんど売れず、500部のみ残して破棄した」とし、「出版の1年後、契約も終了した」と説明した。

 一方、カン容疑者は性的暴行や強盗など前科14犯で懲役15年が言い渡され、ことし5月に仮出所した。

 それから約4か月後の先月26日、カン容疑者は自宅で40代の女性を殺害した後、翌日午後に装着されていた電子足輪を切断して逃走。29日午前3時ごろ、50代の女性を車内で殺害した疑いが持たれている。

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