韓国　けさのニュース（９月９日）

◇コロナワクチン　来週までに国民の７割に１回目接種完了へ　　韓国で新型コロナウイルスワクチンの接種が加速化し、秋夕（中秋節、今年は９月２１日）の連休前に国民の７０%に１回目接種を完了するという政府の目標達成が視野に入った。しばらく供給状況が不安定だったワクチンも続々と韓国に到着し、供給不足問題も解消された。これまでの接種状況や予約率、ワクチンの確保量などを踏まえると、政府が目標とする１９日よりも早く１回目の接種率が７０%を突破する可能性もある。◇自営業者ら　防疫指針緩和求め車両デモ　政府の新型コロナウイルス感染防止策「社会的距離の確保」による営業制限に苦しむ自営業者らが、防疫指針の緩和などを求めて初めて全国規模の車両デモを行った。自営業者らでつくる新型コロナウイルス対応全国自営業者非常対策委員会は８日夜、全国各地で車両デモを実施した。同団体の関係者によると、ソウル市内で行われたデモには１０００台以上が参加したとみられる。同市内の江辺北路にはデモに参加する車両が集まり、一帯で渋滞が発生した。 ◇ＩＯＣが２２年末まで北朝鮮の資格停止　北京五輪も出場できず　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長は８日（現地時間）、理事会後の記者会見で「北朝鮮のオリンピック委員会（ＮＯＣ）は東京五輪に参加しなかった唯一のＮＯＣだった」として、北朝鮮に２０２２年末まで資格停止処分を科すことを明らかにした。ＡＦＰ通信が伝えた。この処分により、北朝鮮は来年２月に中国・北京で開催される冬季五輪に参加できなくなった。この資格停止期間中、北朝鮮はＩＯＣからの支援も受けることができない。◇北朝鮮　建国記念日未明に軍事パレード開催か　北朝鮮が９日の建国７３年に合わせ、同日午前０時から閲兵式（軍事パレード）を開催したもようだ。韓国軍合同参謀本部関係者は「北が閲兵式を実施した状況があり、綿密に追跡している」として、「具体的な事項については追加の分析が必要だ」と明らかにした。米国の北朝鮮専門メディア、ＮＫニュースは消息筋の話として平壌の上空で飛行機が飛行する音が聞こえ、花火が打ち上げられたと伝えた。◇文大統領　退任後の年金月１３０万円　文在寅（ムン・ジェイン）大統領が、来年５月の任期満了後に年金として毎月１３９０万ウォン（約１３０万円）を受け取ることになる見通しだ。保守系最大野党「国民の力」の李永（イ・ヨン）国会議員が８日に公開した行政安全部の資料によると、文大統領は退任後に「前職大統領礼遇に関する法律」に基づき７カ月間に９７３６万ウォン、月１３９１万ウォンの年金を受け取る。文大統領は２０１９年以降、年俸（２億３８２２万７０００ウォン）を事実上凍結している。