ワクチン接種による日常復帰への期待感が膨らむなか、委縮していた消費心理が回復傾向に転じたとの分析だ。韓国IDCは、フォルダブルスマートフォンと主要なフラッグシップモデルの販売により、下半期のスマートフォン市場は前年同期比3.7%成長すると展望した。
上半期は、主要フラッグシップモデルの販売が好調だった点が特徴だ。800ドル(USD)以上の高級製品群の市場シェアが、前年同期の31.0%からことしは52.3%へと大きく増加した。これはサムスン電子と米アップルの主要フラッグシップモデルの販売量が一定量を維持しているのと同時に、初めての第5世代(5G)通信対応スマートフォン販売から2年が経ち、到来した機種交換周期の需要によるものとみられる。あわせて一部5Gモデルの場合、出庫価格を600ドル以下に設定し、費用対効果の高さを求める需要も満たしたものと分析できる。
下半期にはスマートフォンメーカーが、フォルダブルシリーズを筆頭とした高級ラインアップの販売を加速するとみられる。また価格に敏感な利用者層を対象にした、5G対応の低価格モデルラインアップを強化し、多様な消費者の需要を満すことでスマートフォン販売を促進すると予想される。
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