「クックキング:料理王の誕生」で料理対決を繰り広げたキム・ドンワンとユン・ウネ。(画像:画面キャプチャ)
「クックキング:料理王の誕生」で料理対決を繰り広げたキム・ドンワンとユン・ウネ。(画像:画面キャプチャ)
JTBCの新しい料理バラエティ「クックキング:料理王の誕生」が9月23日(木)にスタートした。番組名から分かるように、“料理王”のイスをかけ、料理の上手い芸能人がトーナメント形式で料理対決を繰り広げる番組だ。特に、これまでの料理バラエティとはスケール感の違う超豪華セットが目を引き、「冷蔵庫をお願い」をヒットさせたJTBCの本気度が伺える。

ユン・ウネ の最新ニュースまとめ

MCはソ・ジャンフンとユ・セユンに加え、チョン・ユンジュンが実況を担当し、審査員は「冷蔵庫をお願い」に出演していた看板シェフたち。制限時間30分で、与えられたテーマの料理を完成させなくてはいけないため、臨場感や緊迫感も。番組のイメージとしては、日本の「料理の鉄人」に近く、その芸能人版といったところか。

初回放送では、トーナメントに4人の芸能人がエントリー。女優ユン・ウネキム・ドンワン(SHINHWA)、トロット歌手パク・グン、歌手イ・サンミンが登場した。MCのソ・ジャンフンが、この番組が始まるにあたり、「知ってるお兄さん」(JTBC)で共にレギュラーを務めるイ・サンミンを収録のたびに、出演しないかと口説いたらしい。

第1ラウンドのテーマは「海産物」。A組はキム・ドンワンvsパク・グン、B組はユン・ウネvsイ・サンミンだった。まずA組はキム・ドンワンが和食、パク・グンが中華で勝負。特に、日本料理を習っているというキム・ドンワンはマグロのロール寿司とたたきの2品を作ったが、包丁さばきが見事で、冷静に料理に集中していた。このとき、審査員席から、「日本料理は包丁の味、中華料理は火の味、韓国料理は手の味」という言葉があるという話が出ていたのも興味深いところだった。審査員5人の投票結果、盛り付けが美しく、見た目も完璧だったキム・ドンワンが4対1で勝利した。

B組は、ユン・ウネがタコとエビでコース料理を作ったのが目を引いた。ユン・ウネはこれまでリアリティ番組などでも、料理をちゃちゃっと作る手際の良さを見せているが、20年以上芸能界にいる身としては、どうせやるならインパクトのある料理に挑戦したいと思ったとか。

そこでコース料理3品を準備したが、いきなり水道の水が出ないというハプニングが発生。収録が一時中断となり、スタッフもバタバタし始めたが、すぐに修理できそうにないと判断したユン・ウネはペットボトルの水を使えばいいからと自ら申し出、不利な状況だと分かっていながら再開。後で、この一件があったことで、むしろ緊張していたのがほぐれて、落ち着くことができたと語っていたが、ハプニングがあっても動じず、逆に申し訳なさそうにするスタッフを「大丈夫だから」と気遣うなど、このときのユン・ウネの素早い対処はすごくカッコよかった。審査員の投票結果、5対0でユン・ウネが勝利した。

よって、最終第2ラウンドはキム・ドンワンvsユン・ウネ。2人は“アイドル第一世代”だが、14年前の伝説のバラエティ「Xマン」以来だと明かし、久しぶりの再会だったようだ。テーマは「秋夕(チュソク、中秋節)が終わった後」。つまり、残った秋夕料理を活用した料理ということで、キム・ドンワンは“サムギョプ野菜巻き”、ユン・ウネはまたもコース料理で、しかも4品と増やしてきた。

今回もキム・ドンワンは野菜をひたすら切りまくる、スピーディーな包丁使いを見せ、ユン・ウネも時間との戦いだったが、無駄のない動きで、異国的な感じの韓国料理を完成させた。審査員の投票結果、「外国の有名な韓国料理ダイニングのクオリティ」、「残った料理が驚きの大変身」、「テーマの解釈能力が見事」などの評価でユン・ウネが4対1で勝利し、初代クックキングとなった。

残念ながら王座を逃したキム・ドンワンはレギュラー出演している料理番組「最高の料理の秘訣」(EBS)で引き続き頑張ると話していたが、MCのソ・ジャンフンが「こんなに料理が上手いとは知らなかった」と驚くほどの大健闘だった。

次回は6人の挑戦者が予告されたが、今後人脈が広いソ・ジャンフンからオファーを受け、登場する芸能人はまた現れるのかも注目であり、何よりもこの番組は芸能人が作る斬新な料理レシピやスターシェフによる料理解説など、目と耳を刺激する楽しいポイントが詰まっている。

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