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生活文化企業LFは27日、ヤングカジュアルブランド「JILL BY JILLSTUART」のバックライン専属モデルに、バーチャル・インフルエンサー「ロジ」を抜てきしたと明らかにした。
「ロジ」は、コンテンツクリエイティブ専門企業の「SIDUS Studio X」が昨年8月に発表した「バーチャルヒューマン」だ。MZ世代(ミレニアル・Z世代、1980年代~2000年代初め)が最も好む顔型を集め、3D合成技術で造った。
キム・スジョンLF「JILL BY JILLSTUART」チーム長は、「多様な経験を重要視し、変化を追求するMZ世代の価値観を反映して、現実的な制約から自由で個性あふれるライフスタイルを見せる、バーチャル・インフルエンサーのロジをモデルに抜てきした」とし、「バーチャル・インフルエンサーというちょっと馴染みは薄いが、新しい次元のモデルを通じて、ブランドの方向性を効果的に知らせ、顧客とより新鮮な方法でコミュニケーションを図っていく」と述べた。
ロジが専属契約を結んだのは今年だけで8件以上だ。協賛も100件以上寄せられた。
分野も問わない。保険会社「新韓ライフ」のテレビCMを皮切りに、トップモデルが活躍するビューティー・化粧品のCMまで獲得した。シボレーが初めて披露する電気自動車「ボルトEUV」の広告モデルにも抜てきされ、ホテルバンヤンツリーで休暇を楽しむ姿をSNSに掲載し、ホテル業界への進出も知らせた。
最近はインスタグラムに、初めてのゴルフラウンドルックも公開した。ゴルフ衣類ブランド「マーティンゴルフ」のモデルに抜てきされたのだ。ロジは「ラウンドは初めてなんだけど、 すごく面白い! 時間があっという間に過ぎてしまう」という書き込みとともに、ゴルフ場での記念写真を掲載した。
ロジの製作者兼企画者である「SIDUS Studio X」のペク・スンヨプ代表によると、ネットフリックスドラマに端役出演の話まで出ている。単なる広告モデルから脱し、ドラマ進出まで模索している。
爆発的な人気を追い風に、スタジオエックスが当初計画した目標収益も既に達成した。年末まで10億ウォン以上の収益が見込まれる。
ロジの成功はリスクが全くないということにある。 ペク代表は某ラジオのインタビューで「(実際に芸能人、モデルが)広告契約後、飲酒運転、暴行などの問題を起こしたり、デビュー前の事件で撮っておいたドラマが放送できない場合もある。バーチャル・インフルエンサーは、スキャンダルゼロという部分が大きな利点」と話した。
さらに、かつて登場した「サイバー歌手アダム」とは違って、SNSを通じてファンらとリアルタイムでのコミュニケーションができることも、前向きな要因となっている。ファンが実際のモデルと話しているような錯覚を与えることができるということだ。
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