足跡はジュラ紀前期の後半のものと推測され、全部で120個見つかった。すべての足跡は指が3本だが、大きさや形態には違いが見られる。研究院チームはそのうち保存状態の比較的良いものを分析し、A・B・Cの3タイプに分類。Aタイプは小型の足跡で、「Grallator」に比較的近い。Bタイプはやや大型で、以前雲南省で見つかった「K.xiaohebaensis」の足跡に近い。C型は大型の足跡で、1つしか発見されなかった。これはアメリカのカリエンタで見つかっている「K.isp」という足跡に近いとしている。
現在までに雲南省で発見されている恐竜の化石のうち、大多数は竜脚類の恐竜で、獣脚類のものは少ない。今回の発見は、雲南省の環境や獣脚類恐竜の地理的分布などを研究する上で貴重な価値を持つ。
雲南省の滇中盆地ではこれまでも多くの恐竜の骨や足跡の化石が発見されている。
Copyrights(C)wowkorea.jp 106