新韓銀行でAI銀行員時代が開幕＝韓国

新韓銀行は業界で初めて、銀行員の代わりに人工知能（AI）が顧客対応する「人工人間デジタルデスク」を開設した。同行の無人型店舗「デジタルラウンジ」において、ビデオ通話を通じた相談ができる「デジタルデスク」だけでなく、顧客が1人で口座開設やカード発行などを行える「スマートカード専用キオスク」にも対応するのが特徴だ。

実際の銀行員をモデルにした「人工人間銀行員」は、店舗の訪問客にデジタル機器で対応し、希望の業務を案内するだけでなく、顧客の顔や手のひらなど生態情報をデジタル機器に登録し、出金や振り込みなどの業務も行えるよう支援する。

「人工人間銀行員」は来月中に、デジタル機器が配置されたすべての店舗に拡大設置する。その後は学習データを測定し、応対範囲を広げる見通しだ。

新韓銀行は「店舗の大型化で金融サービスから疎外されてしまう顧客について検討し、削減した店舗を無人型の店舗にして顧客の不満を最小化する顧客中心の観点から、『デジタルラウンジ』を準備した」と説明した。