今回のテストではサムスン電子による28ギガヘルツ(GHz)帯の基地局と、2.1ギガヘルツ帯域の4G基地局、仮想コア(vCore)などを活用。クアルコムの第4世代モバイル向け5Gモデム「スナップドラゴンX65」を搭載したテスト用スマートフォンで速度を測定した。
測定速度は1GBの動画を約10秒でアップロードできる水準となり、従来に比べ約2倍速いデータ転送が可能だった。
これにより、場所や時間を問わずクラウドやSNSにおいて高画質動画をリアルタイムで共有できるようになる。また高画質のビデオ会議も可能となり、在宅勤務にも有用だ。さらに映像分析の人工知能(AI)技術を活用した工場内の不良品検出作業など、企業での活用にも期待できる。
このような高速アップロードが可能だった背景には、サムスン電子によるミリ波利用のコンパクトマクロ基地局に、2つ以上の周波数帯域をともに利用するキャリアアグリゲーションを導入したことがある。既存の200メガヘルツのアップロード帯域幅を2倍に拡大し、さまざまなアンテナを同時に活用するMIMO技術などが適用されている。
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