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きょう(23日)中国の保健当局である国家衛生健康委員会によると、中国全土における前日一日の新型コロナの新規感染者は38人であった。
地域別には甘粛17人、内モンゴル11人、北京6人、寧夏3人などとなっている。
「ゼロコロナ」政策を繰り広げている中国当局は、北京で今月19日(1人)と21日(1人)につづきこの日は6人の感染判定者が発生したことから、ざわついた雰囲気である。
北京の今回の新型コロナは、甘粛省と内モンゴル自治区を旅行した団体旅行客を中心に拡散したものとされている。
中国政府と北京市は首都防御のために、外国から北京に入国する場合3週間の施設隔離を、中国人も外地人である場合には北京への出入り統制政策を施行してきた。
このような強力な政策のため北京ではことしの1月以降、時々1~2件の感染事例が発生していたが、それが拡散することはなかった。
中国保健当局は、感染者が発生した北京・昌平区の住宅街を中危険地域に引き上げる一方、全住民の検査のために簡易検査所を設置した。
蔡奇 北京市党書記は前日の記者会見で「新型コロナの密接接触者と2次接触者を把握するために、北京全域で大規模な疫学調査を実施する」とし「感染者が発生した地域を訪問した人々に対する健康モニタリングも実施している」と語った。
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