◇盧泰愚元大統領の葬儀は国家葬 30日に告別式 26日に死去した盧泰愚(ノ・テウ)元大統領の葬儀が、「国家葬」として執り行われることが決まった。行政安全部によると、葬儀の期間は26~30日の5日間。告別式は30日に営まれる。葬儀を主管する葬礼委員長は金富謙(キム・ブギョム)首相が務める。国家葬法では大統領や大統領経験者の死亡時に国家葬を執り行うと定めているが、対象者が重大な犯罪を犯した場合に対する言及はない。盧氏は1988年に大統領に就任し、同年のソウル五輪を成功させたほか、在任中にソ連や中国との国交正常化を果たした。大統領退任後の1995年に政治資金の隠匿が発覚。粛軍クーデター・光州事件でも追及され懲役刑を受けたが、97年に特赦で釈放された。◇新規コロナ感染者1952人 ウィズコロナ移行目前に急増 韓国の中央防疫対策本部は27日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1952人増え、累計35万6305人になったと発表した。市中感染が1930人、海外からの入国者の感染が22人。1日当たりの新規感染者数は前日(1266人)より686人多く、1900人を超えた。前週の同じ曜日(1571人)に比べても381人多い。検査件数の増加に伴い週半ばから感染者数も増える傾向があるとはいえ、この日の増加幅は大きい。◇ユネスコ世界遺産「韓国の干潟」 九つの干潟追加めざす 文化財庁は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録された「韓国の干潟」について、九つの干潟の追加をめざすと表明した。登録を記念した式典を全羅南道新安郡で開き、追加登録の方針と干潟の保全・管理・活用計画を発表した。「韓国の干潟」は忠清南道舒川郡、全羅北道高敞郡、全羅南道新安郡、全羅南道宝城郡・順天市にある四つの干潟を指す。7月にユネスコ世界遺産委員会が世界自然遺産への登録を決め、韓国で15件目の世界遺産となった。世界遺産委員会の勧告に従い、文化財庁は九つの干潟を加える方針だ。◇30年までの温暖化ガス削減目標を閣議決定 18年比40%に引き上げ 環境部は、2030年までに国内で発生する温室効果ガスを2018年比で40%削減する「温室効果ガス削減目標(NDC)」の引き上げ案と、50年までに二酸化炭素(CO2)の排出を実質
ゼロにする炭素中立(カーボンニュートラル)達成のシナリオが閣議決定されたと発表した。政府は11月に英国で開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)でNDC引き上げ案を国際社会に向けて発表し、今年中に国連に提出する計画だ。◇与党が来月2日に選対委発足 「ウィズコロナ」に合わせ大規模行事 来年3月の大統領選を控え、革新系与党「共に民主党」が来月2日に選挙対策委員会を発足させる。保守系最大野党「国民の力」が同5日に公認候補を選出する前に新型コロナウイルスの防疫指針を順守しながら大規模な発足行事を開き、先手を打つ狙いだ。党関係者は聯合ニュースの取材に対し、新型コロナの感染対策と経済・社会活動の両立を図る「段階的な日常回復(ウィズコロナ)」に移行すれば499人まで集まることができるとして、それに合わせた形で大規模行事を計画していると説明した。◇主要100企業の女性役員 初めて300人超に ヘッドハンティング会社のユニコサーチが売上高上位100社の半期報告書を基準に役員の人数を分析した結果、今年の女性役員の人数(社外取締役を除く)は計322人で、初めて300人を上回った。調査対象となった企業の役員全体の人数は昨年の6871人から今年は6664人に207人減ったが、女性役員の人数は昨年(286人)から36人増えた。女性役員の割合は4.83%だった。
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