KTネットワーク管理センターは0~6時頃の夜間にルーティング作業をするようにしていたが、今回は日中に、それもネットワークに連動した状態で行われた。KT担当者は他の業務にあたるため、協力会社の社員に行わせたのも問題と指摘されている。結果「exit」というコマンドを忘れるミスにより、KTの全国網が89分間停止した。
ホン・ジンベ情報保護ネットワーク政策官は「科学技術情報通信部が捜査をしたのではないが、協力会社の社員およびKTの管理者に直接確認した。なぜ日中に作業したのかについては『夜間の作業をやりたがる人がおらず、日中作業が好まれた』ということが分かった」と述べた。
政府は遅まきながらホ・ソンウク・ネットワーク政策室長を団長とした専門担当チームを結成し「ネットワーク安全性確保方針」を策定すると発表した。
今回のような人災を防ぐため、主要通信会社のネットワーク作業体制を点検、エラーを事前に診断できるシミュレーションシステムの構築、主要通信会社のルーティング作業時、一度にアップデートできる経路情報の回数を一定レベル以下に制限するといった措置を準備中だ。
今回の事故は、昼休み時間の前後に発生したためカード決済機を利用できなかった食堂やコンビニエンスストアなど中小店舗での被害が大きく、またオンラインで試験を受けていた学生は試験を中断するなど被害が相次いだ。
政府は利用者への告知や被害補償なども考慮しているが、具体的な案はまだ発表されていない。
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