とんでもない話だが、投資規模を見るとものすごい。取引から3日間で時価総額が84億6761万ドル(約9648億円)を突破している。9セント(約10.2円)のコインが3日間で130倍も暴騰したことになる。これに対し、米メディアなどでは「投資する前に格別な注意を払わなければならない」と呼びかけた。
暗号資産関連データ提供会社のコインマーケットキャップが30日に発表したところによると、「イカゲーム」の人気を利用した仮想通貨「スクイッドゲーム(Squid Game)」の価格は、同日午前9時(韓国時間)基準で1個当たり11.76ドル(約1339.46円)まで跳ね上がった。
時価総額はなんと84億6761万ドルだ。この24時間の取引量だけでも1253万8522ドル(約14億円)に上る。
26日に初めて発売された「スクイッドゲーム」コインの価格は、27日午後まで1個9セント水準で取引された。しかし、価格はわずか2~3日で130倍以上急騰した。
開発者は、該当のコインはオンライン版トーナメント「イカゲームプロジェクト」(Squid Game Project)の参加費などに使えると紹介した。来月オンライン上で大会を開き、「ムクゲの花が咲きました(だるまさんがころんだ)」「タルゴナ」などの6つのゲームで、最後まで生き残った1人に、参加費全体の90%を賞金として支給するというものだ。
米国の経済メディア「CNBC」は、この参加費は1人当たり1万5000コインだと伝えた。現在の価格基準では、なんと17万6400ドル(約2010万円)にあたる。
ただ、CNBCはイカゲームなどの人気を悪用した詐欺や悪性コード犯罪が急増する中で、コインが登場したという点を指摘した。実際にこのコインの発行者が出した白書によると、イカゲームドラマには「インスピレーションを受けた」と書いただけで、著作権者であるネットフリックスやドラマ制作会社などとの関係については言及していない。
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