カン・ダニエル(元Wanna One)、「プデュ2」ギャラリー閉鎖を巡る訴訟で敗訴に…裁判所側「表現の自由が委縮」(画像提供:wowkorea)
カン・ダニエル(元Wanna One)、「プデュ2」ギャラリー閉鎖を巡る訴訟で敗訴に…裁判所側「表現の自由が委縮」(画像提供:wowkorea)
歌手カン・ダニエル(元Wanna One)が自身の名誉を棄損する悪質なコメントにより苦痛を受けていると出した、オンラインコミュニティ「DCインサイド」のギャラリーを閉鎖することを要請した訴訟で敗訴した。

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ソウル中央地方裁判所の第16民事部はことし10月28日オンラインコミュニティ「DCインサイド」を相手に出したインターネット掲示板閉鎖訴訟で、原告敗訴の判決を下した。

裁判所は判決文を通じて「インターネットの掲示空間に掲載される表現物に対する過度な干渉は表現の自由を委縮させる」と請求を棄却した。

裁判部は「『DCインサイド』がインターネットの掲示空間を適切に管理すべき注意義務があるとしても、掲示空間の危険によってもたらされる名誉棄損や損害賠償を懸念し、そこに掲載されるコメントに過度な干渉をすることになれば表現の自由は委縮せざるをえない」と明らかにした。

また「『DCインサイド』が特定芸能人を侮辱したり名誉を棄損するなどの投稿に対する通報が入れば、投稿を削除しようと努力しており、掲示板に掲示された投稿のほとんどがカン・ダニエルを中傷したり侮辱する投稿だと見るのは難しい」とし、「インターネットの掲示板を閉鎖することだけがカン・ダニエルに対する侵害を予防するための唯一の方案だと認めるに足りず、これを認めるだけの証拠がない」と説明した。

これに先立ちカン・ダニエル側は2019年に「DCインサイド」を相手に、自身が出演したオーディション番組「PRODUCE 101シーズン2」のギャラリーの閉鎖および閉鎖しない場合原告に一日当たり100万ウォン(約10万円)ずつ支給することを要求する訴訟を提起した。

当時カン・ダニエル側は「相当数の投稿がカン・ダニエルに対する中傷や彼の社会的評価を深刻に阻害する名誉棄損的な虚偽事実など」とし、「これは正常な表現の自由を逸脱し、非常に厳重な処罰が避けられない不法掲示物に該当する。関心の一部として考えながら、自発的に不法的な行為を自制してくれることを期待していたが、他の方法がなく結局法的手段に訴えることになった」と打ち明けた。

その後当該訴訟について「DCインサイド」側は「表現の自由がある国で憲法に違反する要請を行ったという事実が非常に残念。ギャラリーの閉鎖要請は法的根拠がない主張」だと立場を明らかにした。





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