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米国のリチウムメタルバッテリーの開発会社であるSES(Solid Energy Systems)は3日(現地時間)、オンライン開催した「バッテリーワールド2021」で自社のハイブリッドリチウムメタルバッテリーである「Apollo」を公開した。
リチウムメタルバッテリーは現在よく使われているリチウムイオンバッテリーよりエネルギー容量が10倍以上となり、体積や重さが大幅に減って電気自動車の走行距離を2倍以上増やせるのが強みだ。主なバッテリー開発会社や完成車企業はリチウムメタルを使った次世代バッテリー開発のために角逐を繰り広げている状況だ。
この日、SESのフー・チーチャオ(Qichao Hu)最高経営責任者(CEO)は「Apollo」を紹介し、「試作品を量産して、来年、現代車とゼネラルモーターズ(GM)に供給する計画」と伝えた。
これを前に現代自動車もリチウムメタルバッテリーに高い関心を示し、今年7月、SESと1億ドル(約120億円)の持分投資契約を締結している。
この日のイベントに出席したキム・チャンファン現代自動車常務は、2045年までの内燃機関車販売中断を骨子とした炭素中立ロードマップを説明し、リチウムメタルバッテリー導入の必要性に共感するとの意見を示した。
現代車は今年4月の1分期実績発表でバッテリーを自ら生産できる内在化を言及して以後、次世代バッテリー会社との協力を強化している。
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