マンチェスター・ユナイテッドのロナウド、韓国ディープブレインAIとの出会いでアクション俳優に突如変身＝韓国報道

韓国の人工知能（AI）専門企業、ディープブレイン（DeepBrain）AIは4日、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドをAI映像合成技術で再現した広告の制作に参加したと発表した。

ディープブレインAIと世界的な広告代理店であるIDクリエーション（ID Creation）が共同制作した今回の広告は、シンガポールの富豪、ピーター・リム氏によるデジタルサッカープラットフォーム「ZujuGP」の企業広告コンテンツとして制作された。

ディープブレインAIはロナウドの自然な表情と動きを実現するため、AIによる画像合成技術、ディープフェイクの一種である「フェイス・スワップ」技術を活用した。

広告でロナウドは忍者たちを相手に武術を披露し、宙返りをしたりビル群を飛び越えるなどの妙技を見せるが、かぶっている仮面を脱いだ瞬間に見えるロナウドの顔部分に、該当の技術が適用されている。

「フェイス・スワップ」技術は、もとになる映像や画像のなかの人物の顔を他の顔に変える技術だ。表情や口の動きはそのままに、人物のアイデンティティのみを変えることができる。

このため今回の広告でロナウドは撮影を一切しておらず、代役の俳優が撮影を行った後、「フェイス・スワップ」技術を活用しロナウドの顔を合成したものとなる。