中央災難安全対策本部の会議の様子=8日、世宗(聯合ニュース)
中央災難安全対策本部の会議の様子=8日、世宗(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府によると、今月1日に新型コロナウイルスの新たな防疫体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」が始まってから1週間の1日あたりの平均感染者数は2133人で、9月第5週(2488人)以来、5週ぶりに2000人を上回った。同週の平均の重篤・重症者数は365人で、10月最終週に比べ9.6%増加した。週の平均死亡者数は18人で、死亡者の大半は60代以上だった。

イ・スンウ の最新ニュースまとめ

 政府が8日に開いた新型コロナ対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で、同本部の李承雨(イ・スンウ)第2総括調整官は「ウィズコロナへの移行から1週間が過ぎ、景気回復への期待が高まっているものの、防疫状況は依然として厳しい」と指摘した。学校や宗教施設、市場、病院などで多くのクラスター(感染者集団)が発生しているとし、1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数も7月中旬(1.32)以来の高水準となる1.20で、ここ3週連続して上昇していると懸念を示した。

 こうした状況を受け、政府は先週、病床確保のための行政命令を出した。最大1767床を確保する。感染の有無を調べる検査の能力も大幅に引き上げた。


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