【ソウル聯合ニュース】中国のケイ海明・駐韓大使は11日、中国が尿素の輸出を事実上制限したことで、韓国でディーゼル車の排出ガスの浄化に欠かせない尿素水が品薄となっている問題に関連し、「特定の国を対象にしたものではなく、中国内でも不足している」とし、韓国が置かれている困難な状況を重くみており、韓国と協力して解決することができるよう努力すると述べた。来年3月の韓国大統領選の与党「共に民主党」の候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事と面会した際に尿素水に言及した。 ケイ氏は「個人的には韓国でこれ(尿素水)がこれほど不足して、こんなに大きい影響がでることは思い至らなかった」と話した。 これに先立ち、李氏はケイ氏に対し「昨日、電話でお話したとおり、韓国は今、尿素の問題で不便な状況にあり、混乱が生じている」とし、「中国がもう少し関心を持てば混乱を解消するのに役立つと思われる」と話した。 また李氏は尿素水以外にも韓国が中国からの輸入に100%近く依存する品目が相当多く、今後も問題になる可能性があるとの認識を示した上で、「韓中の経済的依存・協力関係が深化・拡大することが予想されるため、このような点に対してあらかじめ備えるのが良いと思われる」と指摘した。
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