キム・ジョンヒョン の最新ニュースまとめ
30日、ニューヨークタイムズ(NYT)や英国BBCなどの外信の情報をまとめると、海外専門家らは、現在までにオミクロンは拡散率が高い代わりにワクチンを接種している場合は症状が軽いと見ている。従来のワクチンの効果が下がるは事実だが、重症化を防ぐ効果はあるということだ。
オミクロンを初めて発見し、WHOに申告したアンジェリーク クーチェ博士はBBCとのインタビューで「オミクロンの症状は極めて軽いものだ。新たな変異株に対する分析が終わる2週間後に今とは違う見解を示すかもしれないが、今、世界が過剰な反応を見せているということに対しては『はい』と言える」と述べた。
特にワクチンを接種した場合は、重症化せず、オミクロンの致死率の程度とは関係なく、ワクチンは有効だというのが専門家の説明だ。イスラエル公共保健サービス責任者のシャロン アロイ・フレイス博士は「ワクチンを接種している場合、症状は軽かった。これはワクチンが突然変異(オミクロン)に効果的であることを示している」と述べた。
この影響で、韓国国内のワクチン開発会社への期待も高まっている。世界各国のワクチン接種率のばらつきが大きい状況でチャンスかもしれない。特にオミクロンを初めて報告した南アフリカ共和国の完全接種率は24.1%にとどまるが、これはワクチンに対する抵抗感が作用したというのが専門家の分析だ。オミクロン以降、ワクチンの必要性が高まれば、中進国や発展途上国向けの韓国産ワクチン供給の可能性が高まるかもしれない。
これらの企業の成否は、開発が成功するかどうかにかかっている。グローバルワクチンの開発会社各社はすでに来年初め、オミクロンに対応するワクチンを出す計画だ。韓国国内で最も開発速度が速いSKバイオサイエンス(3024~40)の場合、新型コロナウイルスに対応する「GBP510」を開発した後、変異株に対応する多価ワクチンを開発する計画だ。
SKバイオサイエンスに続き2番目に食薬処に第三相試験を申請したユーバイオロジックス(206650)も今月初めから変異株への対応に乗り出すと発表している。バイオノートの抗原選別能力や細胞株開発技術を、ユーバイオロジックス免疫増強技術に融合させ、変異株に対応するワクチンを開発するという。
教保証券のキム・ジョンヒョン研究員は「これまでグローバルワクチン企業の製品は変異によって異なる商業的な成果を記録した。世界保保健機関(WHO)南アフリカ共和国の研究チームは現在、オミクロンの感染力や致死率、従来のワクチンの効果などを分析している。研究結果は2週間以内に公開される予定だ。
もしWHOの分析結果、ワクチンの効果があるとわかれば、ワクチン接種の重要性がさらに高まるだろう。バイデン米大統領も29日(現地時間)、自国民に新型コロナウイルス変異株「オミクロン」の衝撃から抜け出し、ブースターショットの接種に乗り出すよう要請している。
この影響を受け、国内外の証券市場も反応した。オミクロンに対する具体的な対応策を発表したモデルナの場合、26日(現地時間)20.57%暴騰したのに続き29日には、さらに11.80%上昇した。韓国国内ワクチン開発会社のSKバイオサイエンスは、CDMO契約を交わしたノババックス(NVAX)の各国規制当局の承認効果まで加わり、同日基準で今月だけでも21.9%上昇している。
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