学校職員ストライキ…子供たちの昼食が人質に=韓国(画像提供:wowkorea)
学校職員ストライキ…子供たちの昼食が人質に=韓国(画像提供:wowkorea)
「寒いのにパンと牛乳だけの給食なんて。子供たちのご飯をかけてストをするなんて本当にあきれます。」(ソウル麻浦区の小学生の父兄)

イチゴミルク の最新ニュースまとめ

 2日、韓国ソウル麻浦区のある小学校2階の給食室。 同校1~3年生の生徒300人余りが給食室に集まり、カステラとイチゴミルクで昼食を済ませた。

 同校は同日、昼食を通常通り提供できなかった。ここで勤務する給食調理師全員が、全国学校非正規職連帯会議の全面ストに参加したためだ。

 全国学校非正規職連帯会議は、給食調理師・介護専従者など学校の非正規職労働者が集まった団体だ。全国学校非正規職労組、全国教育公務職本部、全国女性労組など10万人余りの組合員が所属している。彼らは市道教育庁に今年の基本給2万9000ウォン引き上げ以外にも、勤続手当・名節休暇費の引き上げを要求している。

 全国学校非正規職連帯会議のゼネストは今年で2回目だ。これに先立ち、今年10月20日に行われた1回目のゼネストでは、全国1万2403校のうち2899校(23.4%)の給食が牛乳・パンで代替された。

 子供たちの給食が中止となり、保護者らは不便を訴えている。特に、仕事と子育てを並行しなければならない共働き夫婦は、彼らの集団行動を理解できないと強く批判している。

 京畿道に住む小学生の保護者(41)は「こんなに寒い日には温かいご飯を食べなければならないのに、今日は5時間目まで授業があると言い、途中で子供を連れてくることもできない」と話した。
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