韓国　けさのニュース（１２月１０日）

◇文大統領がフェイクニュース対策強調　民主主義サミットで　文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１０日（日本時間）、バイデン米大統領主催の「民主主義サミット」で、「フェイクニュースから民主主義を守る自浄能力を養わなければならない」との考えを示した。サミットはこの日からオンライン形式で２日間にわたり開かれる。約１１０カ国・地域の首脳らが招かれた。文大統領は１２カ国・地域が参加する本会議の最初のセッションに発言者として出席した。◇文大統領　きょう企業関係者と炭素中立実現に向け議論　文在寅大統領は１０日、青瓦台（大統領府）に経済団体のトップやエネルギー分野の企業関係者を招いて炭素中立（カーボンニュートラル）に関する報告会を開催する。報告会は韓国政府が昨年、二酸化炭素（ＣＯ２）の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルを２０５０年までに達成するためのビジョンを発表してから１年を迎えたことを受け用意された。文勝ウク（ムン・スンウク）産業通商資源部長官が「産業・エネルギー炭素中立大転換ビジョンと戦略」をテーマに報告を行う。企業側からは大韓商工会議所の崔泰源（チェ・テウォン）会頭（ＳＫグループ会長）が代表で発言する予定だ。◇ワクチン追加接種までの間隔　保健当局「３カ月に短縮検討」　保健当局は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種を加速させるため、２回目と３回目の接種の間隔を３カ月に短縮することを検討していると明らかにした。現在、６０歳以上の高齢者と感染リスクの高い施設の入所者などは２回目の接種から４カ月後、１８歳以上５９歳以下は５カ月後に追加接種を受けることができる。余剰ワクチンによる接種を受ける場合はさらに１カ月短縮できる。◇全国各地で雨　首都圏でＰＭ濃度上昇　１０日は全国的に曇りで、西海岸と済州島で雨が降る。朝には首都圏と忠清南道、全羅道で、午前には江原道西部と忠清北道でも雨が降り始める見通しだ。雨はソウル・京畿道の西海岸と忠清南道の西海岸、全羅道の西海岸では午前中に、その他の地域は昼にやむと予想される。日中は慶尚北道北部の内陸で雨が降りそうだ。予想降水量は中部地方（江原道東部を除く）と全羅道、済州島、黄海５島で５ミリ未満、慶尚北道北部の内陸で０．１ミリ未満。粒子状物質（ＰＭ）の濃度は首都圏と世宗市、忠清北道、忠清南道、大邱市で「悪い（高い）」、その他の地域では「良い（低い）」～「普通」と予想される。