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13日、中国国家衛生健康委員会は12日に中国内31の省で新型コロナ感染者が101人発生したと明らかにした。このうち80人については浙江(せっこう)省で74人、内モンゴルで5人、山西(さんせい)省で1人だった。
中国国内では今月に入って再び拡散傾向が続いている。特に中国国境都市と浙江省で感染者が急激に増えた。
このため、各地方政府は防疫を強化していている。上海市、河北省(かほくしょう)張家口(ちょうかこう)市、広東省(かんとんしょう)中山(ちゅうざん)市、ベトナムと国境を接する広西(こうせい)チワン族自治区などの地方政府は、1月1日や春節期間の移動を最大限自粛するよう求めた。今年に続き、2年連続で春節の移動が制限されることになる。
上海市は同期間、大規模な宴会、スポーツ競技などについて厳格な管理を実施すると発表した。また、上海を離れなければならない特段の事情を除いては現地にとどまるよう要請した。
2022年の北京冬季五輪競技場がある張家口市は今月9日に通知文書を通じて、「例外なく今の場所にとどまって新年を迎えること」と通告した。
中国政府はたった一人でも新型コロナ感染者が出ると、該当地域を全体封鎖する「ゼロコロナ」政策を断行している。そのため感染者の発生を防ごうと、各地方政府が防疫政策を強化しており、オリンピックが行われる北京、延慶(えんけい)、張家口などの地域はより徹底的に管理している。
製造業の中心地である東部浙江省は、感染者が急増してまもなく労働者に対して「不要な」帰省自粛を呼びかけた。最近発生した感染事例のうち80%がこの地域で出ているためだ。
中国国家衛生健康委員会の副局長は今月11日のブリーフィングで、「新型コロナの発生をいかに効率よく対処し、最小限の社会的費用で最大限の効果を収めるか。それこそが中国が新型コロナの防疫において悩み続けてきた問題」だとし、「現段階で我々は狭い範囲の段階で迅速におさえこみ、基礎を固めることに注力することで、防疫と素早い発見能力を向上させている」と話した。
副局長はゼロコロナ政策を強調し、「1月1日や春節を前に、新型コロナ拡散の危険性が増している」、「早い段階で発生状況を統制し、人々が健康で安全な祝日を過ごせるようにしたい」と話した。
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