韓国サムスン電子、半導体部門に「コーポレートプランニングチーム」新設(画像提供:wowkorea)
韓国サムスン電子、半導体部門に「コーポレートプランニングチーム」新設(画像提供:wowkorea)
韓国サムスン電子が大枠の組織再編に踏み切った中で、半導体(DS・デバイスソリューション)部門のファウンドリー(半導体委託生産)事業部傘下に、「コーポレートプランニングチーム」を新設したことが明らかになった。

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 14日、韓国の財界によると、新設されたコーポレートプランニングチームは、事業戦略や潜在顧客の発掘、生産能力(CAPA)運営など、さまざまな事項を全般的に総括するコントロールタワーの役割を果たす。これまでの組織の中から、必要な機能を統合して組んだ革新組織だ。

 今回の組織再編は、新たに就任したキョン・ゲヒョン(慶桂顕)DS部門社長が、全般的な半導体事業の競争力を強化するために行った変化だという。

 メモリー半導体ビジネスはもちろん、AP(スマートフォンアプリケーションプロセッサー)、イメージセンサーなどシステム半導体分野で市場をリードするリーディング(Leading)企業になるという意志と受け取れる。

 中でもシステム半導体は、イ・ジェヨン(李在鎔)サムスン電子副会長が「ニューサムスン」を率いる成長動力として掲げる事業分野だ。

 サムスン電子は「システム半導体ビジョン2030」という投資計画を立て、171兆ウォン(約16兆4000億円)を投入することにしている。最近は、米テキサス州テイラー市に、半導体ファウンドリー工場を追加で建設することも決定した。

 慶社長は同日、社内ポータルを通じて、従業員に注意事項や組職改編の方向について説明したという。

 韓国の財界関係者は「今回の組織改編は未来を準備するための革新の意味と読み取れる」とし、「次世代半導体競争力の強化が核心」と述べた。

 一方、従業員とのコミュニケーション強化に乗り出した慶社長は、「信念を持って働ける環境を作ろう」と従業員に呼びかけた。また一人ひとりの権限と責任を明確にし、組織内のすべての人が責任感を持って働き、周辺組織や事業部と最大限にシナジー効果が出せるようにしようと強調した。
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