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16日(現地時間)、米NBC放送によると米国のある元高位級当局者は「ここ数か月間、これをめぐって話が出てきた。今はもっと大きくなっている」とし、「ますますこれが争点として上がるだろう」と述べた。
元中央情報局(CIA)関係者は「韓国当局者たちは米国側に、数回この話を取り上げている」とし、「彼らはどんな対話の席でも、この話を取り上げる」と伝えた。
同放送は、ある議会関係者が「駐韓米大使に誰も指名されず、うわさになっている大使の名前さえないという点で、韓国人たちは侮辱された」と伝えた。
このような点で、長年の同盟である韓国と米国の間に緊張が高まっているというのが、元・現職当局者たちの見方だと、NBC放送は報じた。
特に、同放送は朝鮮半島の情勢が、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の終戦宣言構想をめぐり重大な時期を迎えている中で、駐韓米国大使が空席だと指摘した。
また、来年3月に韓国で大統領選挙があるのに、駐韓米国大使の席が空いているのは時期的に良くないと、前ホワイトハウス関係者は憂慮している。
バイデン大統領の当選初期は、米国が同盟としての関係を固めるという見通しの中、韓国当局者の間でも期待が漂っていた。
発足後もバイデン政権は、米韓関係の重要性を言及してきた。
何より、バイデン大統領が8月に駐中、駐日大使指名者を同時に発表したという点で、緊張が高まっているとNBCは報じた。
ある元高官は「ソウルに大使指名者がいないのに、東京と北京にいるというのは侮辱的なこと」と述べた。
駐中大使指名者はニコラス・バーンズ元国務次官、駐日大使指名者はラム・イマニュエル元シカゴ市長だ。2人とも米国政界の大物という点で、バイデン政権の対中、対日関係構想を垣間見ることができたということだ。
韓国高位級当局者はNBC放送に「米国大使が任命または指名されていない国は韓国だけではない」とし、「米政府が従うべきプロセスがあるということを理解している。日本、中国に米国大使が指名されたことはプロセス以外の意味を持たない」と述べた。
それとともに「しかし現実的な理由で、新任の駐韓米国大使はすぐに決まるのがいいだろう」と付け加えた。
現在、米国は韓国にクリストファー・デル・コルソ臨時代理大使を置いている。
一方、前任米国大使であり日系アメリカ人のハリー・ハリス氏は韓国の反日主義者より「髭が朝鮮総督のようだ」と揶揄されていた。朝鮮総督とは日本の半島統治期に日本から派遣されていた最高権力者。
また、前々任の米国大使マーク・リッパート氏は左翼運動家にナイフで顔を切り付けられていた。犯人はその前にも日本大使だった重家俊範氏をセメント製の竹島(独島)模型で攻撃する事件を起こしていた。しかし、犯人は執行猶予の判決で釈放された後、米国大使への攻撃を犯した。
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