【ソウル聯合ニュース】2021年は世界的人気グループBTS(防弾少年団)の快進撃を筆頭に、K―POPスターたちの活躍で韓国の音楽市場が質・量ともに飛躍的に発展したと評価される。◇BTSが世界を席巻 ビルボードで通算12週の1位 BTSは11月、米3大音楽賞の一つに挙げられる「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」で、アジアのアーティストとして初めて最高賞に当たる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。「フェイバリット・ポップ・デュオ・オア・グループ」「フェイバリット・ポップ・ソング」と合わせ3冠に輝いた。米音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞でも2年連続で「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされている。 また、今年5月にリリースした英語曲「Butter」は米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」1位を通算10週獲得。同曲が収録された同名シングルアルバムは、韓国音楽コンテンツ協会が運営する音楽チャート「ガオンチャート」の集計で11月末までに出荷枚数約300万枚を記録した。 世界的シンガーソングライターのエド・シーランが参加した「Permission to dance」、英ロックバンドのコールドプレイによるコラボレーション曲「My Universe」も合わせ、BTSは今年、ビルボード「ホット100」1位を通算12週獲得する快挙を成し遂げた。 さらに、米ロサンゼルスのSoFiスタジアムで11月末から12月初めにかけて約2年ぶりの有観客コンサートを開催。計4回の公演でおよそ21万4000人を動員した。◇ほかのK―POPグループも大躍進 BTS以外にもK―POPアイドルは目覚ましい活躍をみせた。 男性グループではNCT DREAMが、ファーストアルバム「Hot Sauce」とそのリパッケージアルバム「Hello Future」が合計300万枚を超えるセールスを記録。NCT 127も3枚目フルアルバム「Sticker」とリパッケージ盤「Favorite」を合計358万枚売り上げた。SEVENTEEN(セブンティーン)の9枚目ミニアルバム「Attacca」も203万枚でダブルミリオンを達成した。このほか、ENHYPEN(エンハイプン)、Stray Kids(ストレイキッズ)、EXO(エクソ)のほか、EXOのベクヒョンなども100万枚のミリオンセールスを記録した。 女性アーティストもガールズグループBLACKPINK(ブラックピンク)のリサとロゼのソロ曲をはじめ、ガールズグループITZY(イッチ)、ソロ歌手のIU(アイユー)らの活躍が際立った。 なかでも昨年デビューしたガールズグループaespa(エスパ)は、ファーストミニアルバム「Savage」の売上枚数が50万枚を超え、米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で20位に入る快挙を果たした。 韓日混成ガールズグループIZ*ONE(アイズワン)出身のチャン・ウォニョンとアン・ユジンが加わる新人ガールズグループ、IVE(アイブ)も強豪を押しのけて音楽チャートの上位にランクインし、業界関係者から注目されている。◇CD輸出額 初の2億ドル超 韓国関税庁の輸出入貿易統計によると、今年1~11月の音盤(CDなど)の輸出額は累計2億423万5000ドル(約233億円)で、初めて2億ドルを超えた。11月までですでに、昨年の年間輸出額1億3620万1000ドルを大きく上回った。 ガオンチャートの関係者によると、今年1~11月の国内の売上枚数は約5500万枚で、年間では約6000万枚になると予想される。昨年の年間売上枚数(約4200万枚)に比べ42.9%増と、大幅に伸びる見込みだ。 同関係者はCDセールスの好調について「新たなファン層が増え続けているため、CDセールスも中長期的に堅調に伸びるだろう」と分析している。
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