とくに5月には動画投稿サイト「ユーチューブ」を有する米グーグルが合流したのに続き、最近では米アマゾンまで参加し、世界のディスプレー市場における8Kエコシステム拡大への期待感が高まっている。
また設立初期、サムスン電子と日本のパナソニック、中国家電大手の海信集団(ハイセンス)といったテレビメーカーに集中していた会員企業も、パネルメーカーや半導体関連企業はもちろん、映画制作会社、ソフトウェア企業、オーディオ企業まで加わり、多様な構成となった。
韓国半導体ディスプレー技術学会のカン・ソンチョル選任研究委員は「一部の業界や消費者の間で8Kは時期尚早という声があるのも事実だが、来年から有機発光ダイオード(OLED)の急成長が予想されており、8Kもまたテレビの大型化や超高画質化などの恩恵を受けるとみられる」と述べた。
しかし一方で、新型コロナウイルスの長期化が、8Kエコシステムの拡大を妨げているもようだ。世界のテレビ需要が大きく鈍化したのに加え、一部で工場稼働が中断し流通網も打撃を受けて全般的なテレビ市場の委縮が現実化している。とくに超高価格テレビに分類される8Kテレビ市場の委縮は、中・低価格テレビ市場よりも非常に大きいとみられる。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101