韓国製薬バイオ企業「SKバイオファーム」初のPSCI加入(画像提供:wowkorea)
韓国製薬バイオ企業「SKバイオファーム」初のPSCI加入(画像提供:wowkorea)
韓国SKグループで新薬開発を手掛けるSKバイオファームが、グローバルヘルスケアサプライチェーンの継続可能性のため設立された非営利機関「PSCI(Pharmaceutical Supply Chain Initiative)」に韓国国内製薬バイオ業界で初めて加入したと24日、明らかにした。

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PSCIはESG(環境・社会・支配構造)報告書で言及される主なイニシアティブの一つだ。全世界50社以上のグローバル製薬会社だけがPSCIに加入し、功績が認められている。

SKバイオファームは、協力会社のESGリスクを先制的に対応および管理するため、PSCIに加入することにした。同社側は、今後おこなわれる生産・供給契約において、PSCIの5大領域別(倫理、労働、健康・安全、環境、管理システム)の原則を遵守し、関連プログラムおよびシステムを向上させるなど、サプライチェーン全般を強化するという計画だ。

SKバイオファームは「2040年ネットゼロ達成」を目指し、協力会社およびサプライチェーン関連の社会・環境的責任を果たすよう努力している。実際、会社側は、原料供給業者・委託生産(CMO)・資材購入業者などとの成長のため、別途政策を設けており、米国や欧州などグローバル規制当局の基準に基づき、これらを管理している。

PSCI議長は「SKバイオファームが、韓国企業初めてPSCIに加入したことを歓迎する」とし「健全なサプライチェーン構築を目標に相互協力し、グローバル製薬バイオ市場で肯定的な影響力を広げていくことを期待する」と述べた。

SKバイオファームのチョ・ジョンウ社長は「PSCIの一員として、グローバル製薬バイオ産業およびコミュニティの社会・環境的条件を増進させることに参加することができて嬉しい」とし「高品質と安全性を備えた医薬品を、グローバル市場に継続的に供給できるようにESG経営を拡大していく」と述べた。

一方、SKバイオファームは、昨年4月からESG経営を本格化した。会社内ESG・戦略委員会およびESG事務局を新設し、GRI(Global Reporting Initiative)、SASB(Sustainability Accounting Standards Board)などグローバルガイドラインに合わせ、ロードマップを樹立した。同年7月には持続可能経営報告書を初発刊し、中長期実践方案も発表した。

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