【ソウル聯合ニュース】韓国フィギュアスケート女子のエース、劉永(ユ・ヨン、17)が、フランス・モンペリエで23日に開幕する世界選手権でメダル獲得を目指す。 2月の北京五輪で6位に入った劉だが、世界選手権は初出場。シニアデビューの2019~20年シーズンに開催地のカナダに向けて出発したが、新型コロナウイルス感染拡大で急きょ世界選手権は中止になった。状態がピークだっただけに落胆した。昨シーズンは不調のため国内の選抜大会で敗れ、出場できなかった。 だが今回は順調にシーズンを過ごし、出場選手中2番目に高い自己ベスト(合計223.23点)を持つ選手として大会に臨む。韓国勢では元女王のキム・ヨナしか立っていない表彰台を目指す。 今大会はウクライナ侵攻を受けたロシアの除外でメダル独占が濃厚とされた同国の選手たちが出場できない。このため劉は北京五輪銅メダルの坂本花織、同五輪5位の樋口新葉ら日本勢とし烈なメダル争いを繰り広げそうだ。 劉は23日午後7時10分(日本時間)からのショートプログラム(SP)に備え、ほかの韓国選手より約1週間早くフランス入り。現地のリンクでジャンプなどを練習している。特にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は、北京五輪では着氷したものの回転不足でダウングレードとなっただけに成功させたい。 女子シングルには劉のほかに韓国から前回10位の
イ・ヘインも出場する。
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