“八百長の疑い”韓国元プロ野球選手、実刑判決＝最高裁

プロ野球の八百長試合を先に提案し、不正な請託と共に5億ウォン（約5000万円）を受け取った疑いで起訴された元サムスン・ライオンズ投手のユン・ソンファン被告に実刑が確定した。

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　大法院（最高裁判所）3部は31日、国民体育振興法違反の疑いで起訴されたユン被告の上告審で懲役10か月と追徴金1億9000万ウォンを言い渡した原審を確定した。

　裁判部は「原審判決で論理と経験の法則に反して、自由心証主義の限界を超えたり、国民体育振興法違反罪の成立に関する法理を誤解したりした誤りはない」と述べた。

　ユン被告は2020年9月、知人と共謀して、八百長試合の見返りとして5億ウォンを受け取ったとして、裁判にかけられた。国民体育振興法は専門体育に該当する運動競技の選手、監督、コーチ、審判及び競技団体の役職員が運動競技に関して不正な請託を受けて財物や財産上の利益を受けるか、要求または約束することを禁止している。これに違反した場合、5年以下の懲役や5000万ウォン以下の罰金に処するように規定している。

　ユン被告は知人から「八百長を行い、違法スポーツトトのサイトで八百長試合に賭けて金を稼げると言って金を受け取ろう」という趣旨の提案を受けてから、A氏に提案し5億ウォンを受け取っていたことがわかった。ユン被告は「週末の試合では1回四球を許し、4回以前に一定点数以上を失点する内容で八百長を行い、違法サイトで収益を得られるようにするから5億ウォンくれ」と要求して金銭を受け取った疑いをもたれている。