「朝鮮通信使祭り」３年ぶり対面開催　韓国・釜山で来月５～８日

【釜山聯合ニュース】韓国の釜山文化財団は１１日、南部の釜山市で５月５～８日に「朝鮮通信使祭り」を開催すると発表した。対面形式での祭りは３年ぶり。朝鮮通信使は朝鮮王朝時代に日本に派遣された外交使節で、韓日交流の象徴とされる。　今年の祭りは「平和への願い」がテーマ。２０３０年国際博覧会（万博）の釜山誘致も祈願し、市民が参加しやすいプログラムとイベントをふんだんに準備する。　これまでは竜頭山公園と光復路一帯で開催してきたが、今回はメイン会場を広安里の海と広安大橋を見渡せる竜湖ピョルピッ（星明かり）公園に移すことで一層の盛り上がりを図る。　国立海洋文化財研究所が復元した朝鮮通信使船の試乗や朝鮮通信使の行列を再現したパレードなど、体験プログラムを用意する。朝鮮通信使の歴史的な意味を伝えるドローン（小型無人機）ショー、ストリートパフォーマンスのほか、韓日のこどもが参加する美術展や国際学術シンポジウムなども催される。朝鮮通信使に関する資料が国連教育科学文化機関（ユネスコ）の「世界の記憶」（世界記憶遺産）登録５年を迎えることを記念した展示も予定している。　詳細は釜山文化財団のホームページ（www.bscf.or.kr）で確認できる。